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大統領就任式と連邦最高裁判事の帽子

 昨日(日本時間の今日未明)、ドナルド・トランプの大統領就任式が行われました。私は映像は見ていませんでしたが、Twitterで一応追ってはいました。英語はもちろん日本語でも、就任式だけでなくその周辺の状況などについて様々な情報が発信されており、個人的にあまり映像を見たくない者にとっては大変ありがたいことでした。

 そうした様々なツイートの中でも、目に留まったのはアメリカの司法記者であるトニー・マウロ氏のこのツイート。

ハットカウント?ってあの帽子のハット??と、文脈のあまりわからない私は頭の中ではてなが駆け回りました。

 大統領就任式には、トランプ新大統領を痛烈に批判していたルース・ベイダー・ギンズバーグ判事を含め*1、連邦最高裁判事8人全員が出席。大統領の宣誓をジョン・ロバーツ長官が、副大統領の宣誓をクラレンス・トーマス判事が担当しました。

 大統領就任式と連邦最高裁判事のハットという点で少し調べてみると、昨年亡くなったアントニン・スカリア判事が前回2013年の就任式の際に変わったハットをかぶっていたということで話題になっていたようです。

 

あれはなんなんだということでずいぶんいろんな記事も書かれているようですが、結局、トマス・モア協会から贈られたもので、ハンス・ホルバインが描いた肖像画トマス・モアがかぶっているもののレプリカだったそうです*2

 さて、今回の就任式ですが、トニー・マウロ氏のツイートによると、ハットをかぶっていたのはスティーブン・ブライヤー判事だけだったとのこと。これはこれでどういう帽子なんだ、なぜそれを選んだという感じもしますが、今回はとりたてて話題にはなっていないようです*3

 

*1:以前の投稿「ギンズバーグ判事のトランプ批判」を参照。

*2:Business Insider "Why Supreme Court Justices Wear Those Weird Hats" (last updated 2013/1/21, last visited 2017/1/21).

*3:ちなみに、現物ではなくGoogleブックスを見ただけなのでアレですが、The Oxford Companion to the Supreme Court of the United Statesによると、かつて就任式などに出席する際、連邦最高裁判事はシルクハットをかぶるのが通例だったそうですが、ウッドロー・ウィルソンの就任式以来、縁なしの帽子(スカルキャップ)をかぶるようになり、パパブッシュの就任式ではレーンクイスト長官とオコナー判事がスカルキャップを着用していたとのこと。